AdBlue(アドブルー)を誤って燃料タンクに入れたらどうなる?
こんにちは。管理人のnobuです。
人間にはついウッカリということがありますよね。
自分の大切な愛車の燃料タンクにAdBlue(アドブルー)を入れてしまった場合の対処を書いてみました。
AdBlue(アドブルー)の本場海外記事からの引用です。
一般的なAdBlueの問題と除去ガイド
2021/01/20
ディーゼル車から排出される可能性のある有害な汚染物質の許容量は、近年大幅に改善されています。新しい市場基準では、ディーゼルエンジン車からの窒素酸化物排出量が最大67%減少します。選択的触媒還元として知られる方法は、有害な排気ガスを削減するために推奨される方法の1つです。これには、一般的な商品名AdBlueなどの排気液を使用する必要があります。この液体は、排気ガス中の窒素酸化物を分解するように設計されているため、車両から排出される有害物質が少なくなります。
それらは重要な役割を果たしますが、AdBlueの使用から生じる可能性のある一般的な問題もあります。この液体の使用を最適化し、車両を運転する際の有害な環境への影響を減らすことができるように、時間をかけてそれについて学びましょう。
燃料タンク内のAdBlue
誤ってAdBlueを燃料タンクに入れましたか?これは最も一般的なAdBlueの問題の1つであり、除去する必要があります。この液体をディーゼルと混合しないでください。ただし、誤って液体を燃料タンクに注いだ場合、最も重要なことは、エンジンを決して始動しないことです。
タンクにAdBlueを入れた状態でエンジンをオンにすると、エンジンに重大な損傷を与える可能性があります。その結果、エンジン全体を修理するために多額の費用を支払うことになりかねません。決して車を修理店まで運転しないでください–彼らをあなたのところに来させてください。タンク内にAdBlueを入れて車両を運転すると、燃料システム全体に液体が循環する可能性があります。液体は一部の金属に腐食を引き起こす可能性があり、それによって燃料システムのコンポーネントが劣化します。
引用元:https://www.automotiveaddicts.com/72397/common-adblue-problems-and-removal-guide
引用ここまで。
誤ってAdBlue(アドブルー)を燃料タンクに入れてしまったら、絶対エンジンを始動しない!! 運転してディーラーに持っていくまでにエンジンが壊れる可能性があると書いてますね。たかがAdBlue(アドブルー)ごときで、高い修理代が発生することは絶対に避けたいところです。
まずは、ディーラーに電話して迎えに来てもらいましょう!
万が一がありますからね。ついウッカリというミスを人間は犯します。
慌てず、落ち着いて行動しましょうね。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
PR:ディーゼル車にはクリーングリーンなAdBlue(アドブルー)!
欧州車はディーゼルエンジンが多い!日本で人気のベンツやBMW、Audi、VOLVOも使うAdBlue(アドブルー)
こんにちは。管理人のnobuです。
日本で人気の欧州車、ベンツ、BMWやAudi、VOLVOにもディーゼルエンジンが広く普及しています。最新の車種は全てAdBlueは必須です。
今回は、本場欧州の事情を覗いてみましょう!
以下、cazoo.co.ukより引用
AdBlueとは何ですか?あなたのディーゼル車はそれを必要としますか?
最新のディーゼル車の多くは、燃料に加えてAdBlueと呼ばれる液体を使用しています。しかし、AdBlueとは正確には何ですか?ここにあなたが知る必要があるすべてがあります。
Euro 6排出基準を満たす多くのディーゼル車は、車の排気ガスから有毒物質を除去するのに役立つAdBlueと呼ばれる液体を使用しています。しかし、それは何ですか?なぜあなたの車はそれを必要としますか?車のどこに行きますか?調べるために読んでください。
AdBlueとは何ですか?
AdBlueは、ディーゼル車に追加される液体であり、ディーゼル車が生み出す可能性のある有害な排出物を削減します。AdBlueは、実際には、技術的にディーゼル排気液として知られているもののブランド名です。蒸留水と尿素、尿や肥料に含まれる物質の溶液です。無毒で無色で、ほんのり甘い香りがします。手に持っていくと少しべたつく感じがしますが、洗い流しやすいです。
ディーゼル車にAdBlueが必要なのはなぜですか?
Euro 6排出基準は、2015年9月以降に製造されたすべての自動車に適用されます。これらの基準は、ディーゼル車の排気管から合法的に排出できる窒素酸化物(NOx)の量に非常に厳しい制限を課しています。これらのNOx排出物は、自動車を運転するための動力を生み出す燃焼プロセス(エンジン内での燃料と空気の混合物の燃焼)の廃棄物です。
このような排出物は、人々の健康に深刻な影響を与える可能性のある呼吸器の状態に関連しています。個々の車はごく少量のNOxを排出しますが、何千ものディーゼルからの排出量を合計すると、町や都市の空気の質が大幅に悪化する可能性があります。そして、それはあなたとあなたの家族の健康を害する可能性があります。AdBlueはNOx排出量の削減に役立ちます。
AdBlueはどのように機能しますか?
AdBlueは、自動車の選択的触媒還元(SCR)システムの一部として使用され、自動車の排気システムに自動的に注入され、NOxなどの排気ガスと混合されます。AdBlueはNOxと反応し、それを無害な酸素と窒素に分解します。この酸素と窒素は排気管から出て大気中に拡散します。
AdBlueは、車のNOx排出量をすべて排除するわけではありませんが、大幅に削減します。
私の車はどのくらいのAdBlueを使用しますか?
車がAdBlueを使用する設定レートはありません。ほとんどの場合、車のAdBlueタンクを空にするのに数千マイルかかります。補充が必要になる前に少なくとも10,000マイルを行うことができる人もいます。一部の報告とは異なり、AdBlueを使用しても燃料をより多く燃焼できるわけではないことにも注意してください。
車に残っているAdBlueの量を知るにはどうすればよいですか?
AdBlueを使用するすべての車には、トリップコンピューターのどこかに、残りの量を示すゲージがあります。表示方法については、オーナーズマニュアルを参照してください。AdBlueタンクが空になるずっと前に、警告灯がドライバーのディスプレイに表示されます。
AdBlueを自分で補充できますか?
すべての車でAdBlueタンクを自分で補充できるわけではありませんが、補充できるかどうかは簡単にわかります。燃料フィラーフラップの後ろには、通常のディーゼルフィラーの隣に、AdBlue用の青いキャップが付いた追加のフィラーがあります。タンク自体は車の下、燃料タンクの隣にあります。
AdBlueは、ほとんどのガソリンスタンドや自動車部品店で購入できます。最大10リットルの容器に入っており、通常は約£12.50の費用がかかります。容器にはノズルが付いており、AdBlueをフィラーに簡単に注ぐことができます。または、燃料ステーションのHGVレーンにはAdBlueポンプがあり、適切なノズルがあれば車を充填するために使用できます。
誤ってAdBlueを車の燃料タンクに流さないことが絶対に必要です。その場合、タンクの排水と洗浄をきれいにする必要があります。幸い、ポンプのノズルが大きすぎるため、AdBlueタンクにディーゼルを入れることはできません。
車に専用のAdBlueフィラーがない場合、タンクはガレージでのみ補充できます(フィラーは通常ブーツの下に隠れているため)。車を整備するたびにタンクを補充する必要があるため、作業を行うガレージにタンクが含まれていることを確認してください。サービスの合間にタンクを補充する必要がある場合、ほとんどのガレージは少額の料金で補充します。
車のAdBlueがなくなったらどうなりますか?
車がAdBlueを使い果たしてはいけません。その場合、エンジンは「リンプ」モードになります。これにより、電力が大幅に削減され、NOx排出量が法定限度内に保たれます。その場合、ドライバーのディスプレイに警告が表示されるので、できるだけ早くAdBlueタンクを補充する必要があります。エンジンが再起動する可能性は低いため、より多くのAdBlueにアクセスできるようになるまで、エンジンをオフにしないでください。
ちなみに、AdBlueが不足するのは、エンジンがリンプモードになる多くの理由の1つにすぎません。運転中に発生するエンジンまたはギアボックスの重大な問題は、リンプモードをアクティブにします。さらなる損傷を防ぎ、車を動かし続けるためにありますので、安全な場所に立ち寄って故障サービスを呼び出すことができます。
どの車がAdBlueを使用していますか?
Euro 6排出基準を満たす多くのディーゼル車は、AdBlueを使用しています。ただし、NOx排出量を削減するために代わりに使用できるシステムが他にもあるため、すべてがそうなるわけではありません。
AdBlueを使用している車が非常に多いため、ここにすべてをリストするスペースがありません。それでも、購入したい車がAdBlueを使用しているかどうかを判断するのに役立ついくつかの手がかりがあります。
「青」という単語または「SCR」の文字が車の名前の一部であるかどうかを確認します。たとえば、AdBlueを使用するPeugeotおよびCitroenディーゼルには、BlueHDiのバッジが付いています。フォードにはEcoBlueのバッジが付いています。フォルクスワーゲンにはTDiSCRのバッジが付いています。
燃料フィラーフラップを開いて、前述の青いキャップのAdBlueフィラーがあるかどうかを確認します。それでもわからない場合は、販売店またはメーカーにお問い合わせください。
引用元:https://www.cazoo.co.uk/the-view/maintenance/what-is-adblue/
引用ここまで。
中古車を調べるサイトですが、AdBlue(アドブルー)のことを詳しく書いていますね。
環境にうるさい欧州は、このような細かな配慮は広く行き届いていますし生活に根付いています。 でも、元々は日本のメーカーが開発した技術をドイツに持ち込んだのがそもそもの始まりだったと聞いています。笑
技術に特許がなかったために、ドイツにそのまま丸ごと取られてしまった…
今は世界基準となっているAdBlue(アドブルー)、本来なら日本のブランドだったはずなのにね(^^;)
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
LPG車が復活!?日本だとタクシーだが… 果たして(^^;)
こんにちは。管理人のnobuです。
お隣韓国では昨年秋の尿素水大乱で様々な動きが出てきているようですね。
AdBlue(アドブルー)尿素原料にもなるLNG(天然ガス)ではなく、LPG(液化石油ガス)が燃料になる車。
日本だとタクシーが一般的ですが、韓国では貨物車に導入するとかですね。
もっとコリアより引用スタート。
現代自「LPG貨物車」復活…「尿素水大乱」で反射利益
2021/11/08
尿素水の品切れでディーゼル貨物車の運転手が混乱を経験するなかで、「自営業者の足」と呼ばれる1トントラック市場で「ポーター(Porter)」LPGモデルが20年ぶりに復活する。
8日のLPG業界によると、現代自動車は早ければ2023年末に1トントラックのポーターLPGモデルを出荷する予定だ。現代自動車は1996年にポーターの第3世代モデルにLPGラインナップを導入したが、販売量の低調などの影響で2003年に廃止された。燃料費は比較的安価だったが、ディーゼルモデルよりも出力が不足しているという理由で市場から嫌われたからだ。
20年ぶりに新たに復活したポーターLPGモデルは、新型の自動変速機をつけて出荷される計画だ。出荷に先立って現代自動車は2016年、環境部のLPG直接噴射型エンジンの開発研究に参加した後、2019年に新型LPGエンジンの開発を終えた。
現在市販されているLPG型1トントラックは、マニュアル5段変速機を装備したキア自動車の「ボンゴ3」が唯一であることを考慮すると、今後の貨物車市場での新風が予想される。これまでLPGトラックは軽トラックに比べて力が不足しているという認識とともにマニュアルモデルしか存在せず、人気のない車種だった。 2017年までの月平均販売台数は、わずか10台未満にとどまるほどだった。
しかし微細粉塵が社会的問題として台頭し、再び関心を集め始めた。 LPG車両は軽油と比べて窒素酸化物と硫黄酸化物などの排出が顕著に少なく、微細粉塵の発生もほとんどない。
最近ではディーゼル車よりも騒音や振動が少ないというメリットが口コミで伝わり、宅配用として活用しようとする需要が増えている。
引用元:https://mottokorea.com/mottoKoreaW/Business_list.do?bbsBasketType=R&seq=109678
引用ここまで。
なるほど。
宅配ビジネス中心に市場が見込まれているとのことですが、日本でも宅配系は大きな市場となっています。新型コロナによる在宅需要も相まってアマゾンや楽天などの通販事業は活況を呈していますし、これらを担うロジスティックの要は大手のKさんやSさんが中心ではありますが、実際ロジスティック市場の担い手の多くは個人事業者として委託業務をやっている人たちです。ガソリン価格の高騰が続く中、燃料コストは収益を直接圧迫しますから、燃料コストの安いLPG車の需要が宅配業を通じて今後は出てくるのかもしれません。
環境にも優しく、お財布にも優しいのは嬉しいことです。
高騰している尿素原料の価格が元の水準に戻ることを私たちも切に願っています。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
PR:環境に優しい尿素!貨物車にAdBlue(アドブルー)
えっ?どうして、尿素不足で電力不足に!?
こんにちは。管理人のnobuです。
AdBlue(アドブルー)原料の尿素が不足しているという事は記事でも書いていますが、その尿素不足が電力不足と関係しているというニュースです。
以下、Yahooニュースより引用。
「在庫1カ月分」の尿素水で火力発電所がストップ?電力不足が生じるのか
2021/11/11
火力発電所73GWのうち、尿素水を使用する発電所は10% 尿素水がなければエンジンさえかけられない車両とは違う 産業通商資源部「尿素水不足は、ただちには電力不足につながらない」
尿素水の品薄問題が広がり、大気汚染防止装置に尿素水を使用する火力発電所の稼動と電力供給に問題ないか懸念が生じている。メディアには10日、「韓国の尿素水、在庫はわずか1カ月分…火力発電所の15%が停止の危機」「暖房が急増する冬到来、尿素水による電力大混乱が迫る」という記事も登場した。火力発電所の15%が停止する危機のため、電力不足が生じることもあり得るというのは、事実なのだろうか。
まず、火力発電所の15%が尿素水を使用するというのは、産業通商資源部の公式説明とは違う。火力発電所から排出される窒素酸化物(NOx)を除去する窒素除去装置には、触媒として尿素水以外にアンモニア水や無水アンモニアなども用いられる。産業通商資源部は、韓国内の火力発電プラントの能力73ギガワット(GW)のうち、尿素水を使用するのは7.4GWだと明らかにした。全体の約10%に相当する。
尿素水を使用する発電所の尿素水の在庫が1カ月分程度しか残っていないというのは、産業通商資源部も認めていることだ。しかし、それには前提がある。尿素水の品薄問題前の使用量を基準にするならば、そのとおりだ。産業通商資源部の関係者は「現在、在庫が1カ月分しかないというのは、過去の基準に照らせばそのとおりだが、今後は尿素水を使用しない発電所をもっと稼働させたり、発電量の上限制約を解除すれば、在庫量の調整は可能だ」と述べた。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/54942464bf5161bb295e496a81b0b2ec43b9895a
引用ここまで。
要は、ルールは人間が決めたものだから、ルール変更で電力不足は回避出来るますよと言うオチでしたね。笑
電力はライフラインの要ですから、尿素が足りないくらいで止まってもらっては困りますよね! 火力発電所などというCO2を排出し、有限な地下資源である化石燃料を枯渇させる代物はもう要らないようにしなければいけないと思います。
グリーンでクリーンなエネルギー供給が可能となる社会になることを切に望みます。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
PR:地球の大気はクリーンでグリーンなAdBlue(アドブルー)で守る
なんと、空気中から尿素を取り出す技術があった!
こんにちは。管理人のnobuです。
今回も尿素の話題で気になる情報をピックアップ!
前回の記事でも書きましたが、地球環境対策として大気汚染物質ゼロやCO2削減など温暖化対策がCOP26の主な議題でした。この中でもCO2を少しでも減らしたいと各国が削減目標を設定したり、CO2低減に向けた技術開発などを積極的に行っています。AdBlue(アドブルー)はその最たるものです。
なんと、このCO2削減と排ガスのNOXゼロがワンセットになった画期的な技術があります。
これは、尿素誘導体として期待されるエチレンウレアを排ガスや大気中に含まれる微量・低濃度のCO2から直接生成する触媒技術だとのこと!
排ガスや空気中に含まれる微量で低濃度のCO2をアンモニアを炭化水素で置き換えたアミンと合成させ、チタン錯体を用いた触媒に通すことで尿素誘導体のエチレンウレアを生成出来るそうです。
以下、日本最大の化学ポータルサイトChem-Stationより
2021/09/16
第339回のスポットライトリサーチは、産業技術総合研究所 触媒化学融合研究センター・竹内勝彦 博士にお願いしました。
ご存じ地球温暖化の原因物質ともされる二酸化炭素(CO2)。回収し、資源として再利用できる有用な手法は人類社会の持続化に貢献できる技術となります。しかしながらCO2の低反応性と含有濃度の低さから、高効率での実施にはいまだハードルがあります。今回の成果では、新たに開発した触媒系を用いて、空気・排ガスなどに含まれる微量のCO2を捕捉し、有用物質へと変換できる方法論を報告しています。
Communications Chemistry誌 原著論文およびプレスリリースに公開されています…
Q1. 今回プレスリリースとなったのはどんな研究ですか?簡単にご説明ください。
排気ガスや空気などに含まれるCO2から、直接的に尿素誘導体を合成する技術を開発しました。具体的には、石炭火力発電所排気ガス相当の低濃度・低品質CO2含有ガス(15 vol%, CO, SOx, NOx含有)や空気中の極低濃度なCO2(0.04 vol%)にアミンを作用させてカルバミン酸塩に変換した後、チタン錯体などの触媒と加熱することで、エチレンウレアなどの尿素誘導体を得ることに成功しました。合成可能な尿素誘導体は、塗料や樹脂、溶媒、医薬品原料として有用な化学品です。本技術はこれまで直接利用が難しかった低濃度・低品質のCO2を、濃縮・圧縮・精製といったコストやエネルギーが必要な工程を経ずに有用化学品に効率よく変換できるため、地球温暖化の原因とされるCO2の排出量削減への貢献が期待されます。また、本研究は東ソー株式会社との共同研究案件でもあり、実際の火力発電所排気ガスを用いた検証と工業スケールでの尿素誘導体合成反応の実用化を目指して研究を進めています。
引用元:https://www.chem-station.com/blog/2021/08/urea.html
引用ここまで。
期待出来るのは、現在使用普及されている尿素SCRシステム(AdBlueアドブルーが必要)にこの触媒技術を組み込むことにより空気中から尿素を取り出し排ガスと反応させNOXを抑えることが可能になりそうな事です。
化石燃料に頼らず、尿素を生成することが可能となれば原料調達リスクのヘッジにもなりますし、今後は持続可能な技術として定着しそうですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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AdBlue(アドブルー)原料の尿素はとっても身近な物質!
こんにちは。管理人のnobuです。
昨年中頃から俄かに話題になってきている尿素にまつわる話題をピックアップ!情報発信していきますので、よろしくお願いします。
さて、誰でも知っている?尿素について簡単に説明すると…
尿素は人間の小便に含まれる有機化合物。体内のタンパク質の分解により生ずるものである。
尿素(にょうそ、英: urea)は、有機化合物で別名カルバミドともいう。無機化合物から初めて合成された有機化合物として、有機化学史上、重要な物質である。
とあります。
人間の体内代謝機能により生成も出来るし、天然ガスや石炭などの化石燃料からも生成可能な物質である。
RIMより尿素の作り方を引用
~尿素ってどうやって作るの? ~の巻(2021年12月1日)
かめりん、大変だよ!愛車のディーゼル車に入れる尿素水が品薄でネットで買えなくなってしまったんだ。
軽油を燃料とするディーゼルエンジンから排出される窒素酸化物(NOx)を除去するために入れるんだよ。これがないと、エンジンがかからないんだ。
尿素水はどうしてなくなっちゃったの?
中国が尿素の輸出を規制したために、原料が不足しちゃったんだ。中国産への依存度が高い韓国ではトラックが走れなくなって物流に支障が出たんだ。
それは大変ね!尿素ってどうやって作るの?
まず石炭や天然ガスなどの化石燃料から取り出した水素(H)と、空気中の窒素(N)を合成してアンモニア(NH3)を作るんだ。この過程で発生した二酸化炭素(CO2)をアンモニアと合成すると尿素(CH4N2O)ができるんだよ。
化石燃料から作られるのね、知らなかったわ!
そうなんだよ。だから石炭や天然ガスの価格が上昇すると、尿素の製造コストが上がり、採算が合わなくなると、製造を停止したりする会社も出るんだよ。
昨今、石炭や天然ガスの価格が高騰していると騒がれているけど、それが尿素不足に影響しているのね! ところで尿素水以外で尿素は何に使われているの?
世界の尿素の8割が農業用窒素肥料に使われるんだよ。工業用には、排気ガスを浄化する尿素水のほかに、接着剤などを作るメラミンの原料になるよ。
化石燃料の価格が上がると、食糧生産にも影響が出るということね! 大変勉強になったわ、ありがとう、うさりん!
引用元:https://www.rim-intelligence.co.jp/newsscope/01/186/
引用ここまで。
よって、工業用尿素はほぼ化石燃料からの生成により生み出されています。
人の皮膚の保湿剤や医薬品として、農業の肥料として、熱硬化性プラスティックとしての尿素樹脂や、ディーゼルエンジン、火力発電所内での排ガス処理向けの添加剤として用いられるAdBlue(アドブルー)の原材料としてなど、非常に多くの分野において活躍している物質であることが分かります。
そもそも、尿素自体は無毒であり、有害性がありませんからこのように広く様々な分野に安心して使われているんですね。
特に地球環境に優しい物質として、CO2やNOXなどの問題物質を減らす効果もあることから、COP26では130カ国以上の国々の合意を得て、トラックやバス、船舶などのディーゼルエンジンにはAdBlue(アドブルー)の使用を義務付けることで採択されたようです。
これが元で韓国では尿素水大乱で一時大騒ぎになってしまった!笑
私たちの身近な物質である尿素!これからも大切な役割を果たすために活躍することになります。これを機会に尿素に関心を持っていただけると嬉しいです。
今後も尿素にまつわる話題を発信していきますので、どうぞお楽しみに!