こんにちは。管理人のnobuです。
尿素って古くからハンドクリームや化粧品の成分として広く使用されています。
いい意味で、普段は脂ぎっている男性肌もこの寒く乾燥している冬場はガサガサしたりつっぱったりしてきます!笑
男性もスキンケア必要な時代です。
さて、この「尿素」の特長としては以下のものがあります。
ⅰ 尿素は、皮膚の水分の蒸発、吸収、保持する作用をつかさどるNMF※1(天然保湿因子)の主要成分のひとつで、水に馴染みやすい性質を持つため、お肌の水分を保ち乾燥を防ぎます。
ⅱ 皮膚の一番外側の角質層の中にある物質で、主な成分はアミノ酸類、尿素、乳酸、クエン酸塩などで、いずれも水分をかかえ込む力があります。このためNMFは角質層の水分を保持し肌をみずみずしく保つという重要な役割を果たしています。
ⅲ 尿素は、皮膚表面の角質を作るタンパク質に作用し余分な角質を除く働きもあり、潤いを保つだけではなく、お肌をツルツルにする作用もあわせ持っています。
ⅳ 尿素はもともとが生体成分(皮膚組織)ですので、毒性などの心配が無く、お肌に安心です。
主にこれらの目的で、スキンケア化粧品、ボディ&ハンド&フットケア製品、洗顔料&洗顔石鹸、ネイルケア製品などに使用されています。
尿素自体は日本では年間約50万トン生産されている重要な化学製品で、主に肥料及び合成樹脂などの原料として使用されています。
工業的に尿素を製造する方法は石炭や天然ガスを使いアンモニアと炭酸ガスを反応させてアンモニウムカルバメート(NH2COONH4)を生成させ、これを分解させて尿素を精製するのが一般的です。スキンケア化粧品などは人体に使用されるものですから、医療グレードの高純度な尿素が使用されています。
大手化粧品メーカー資生堂の調べによると
尿素の吸湿性、保水性は次の通りとなるようです。
各保湿剤の吸湿性は、
マルビトール = PEG6000 = グルタミン酸Na = 尿素 < グリセリン
各保湿剤の保水性は、
マルビトール << PEG6000 < グルタミン酸Na < 尿素 < グリセリン
の順序であった。
尿素が優れた吸湿性と保水性があることが分かります。
また安全性評価では、
尿素の現時点での安全性は、
ⅰ 医療上汎用性があり有効性および安全性の基準を満たした成分が収載される。*日本薬局方に収載
ⅱ 外原規2021規格の基準を満たした成分が収載される。*医薬部外品原料規格2021に収載
ⅲ 1950年代からの使用実績
ⅳ 皮膚刺激性:3%濃度以下においてほとんどなし
ⅴ 眼刺激性:ほとんどなし
ⅵ 皮膚感作性(アレルギー性):ほとんどなし
このような結果となっており、化粧品配合量および通常使用下において、一般的に安全性に問題のない成分であると考えられます。
優れた保湿と保水性、高い安全性!尿素は私たちの生活には欠かせないものであることがよく理解出来ました。
私たちは、尿素原料を通じて社会の役に立ちたいと考えています。
今後も尿素にまつわる話題をピックアップしていきますので、どうぞお楽しみに!
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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